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航空・海運事業部解消しワンストップ化

日通、53年ぶりの大規模な組織改正を実施

2015年4月10日 (金)

ロジスティクス日本通運は10日、基本戦略に掲げるグローバルロジスティクス事業の拡大と経営体質の強化をさらに推し進めるため、5月1日付で陸海空の総合力を活かす「ワンストップ体制」に向けた大幅な組織改正を行うと発表した。改正規模としては53年ぶりの大幅な改正になるという。

航空、海運事業部を発展的に解消し、「陸海空の総合力を発揮できるワンストップ」体制の構築を図るとともに、将来の収益の柱として「新規事業開発」「商品開発」「マーケティング機能」を強化し、グローバル関連部署を拡充する。

具体的には、陸海空ワンストップ体制の構築に向けて航空事業部、海運事業部を廃止し、航空事業支店、海運事業支店を新設、陸上輸送部門とともに関東ブロックを新設して、陸海空ワンストップ体制の構築を完了する。

本社組織では、営業本部、国内事業本部、国際事業本部、ネットワーク商品事業本部、管理本部の5本部制をグローバル営業戦略本部、海外事業本部、管理本部の3本部制に移行。グローバル営業戦略本部には将来の収益の柱となる新規事業、商品の開発やマーケティング機能を強化するため、事業開発部、産業マーケティング部を新設する。

海外事業本部にはグローバルフォワーディング企画部、グローバルロジスティクスソリューション部を新設する。

ブロック、支店組織では、顧客ニーズに現場も含めて即応するため、関東ブロックに営業開発第一部、第二部、ロジスティクス開発部を新設。中部ブロックに、自動車関連の顧客に特化したオートモーティプロジスティクス支店を新設する。併せて航空宇宙産業などに対応する中部営業開発部を設ける。