商船三井、政投銀の「最高ランク環境格付」取得

ロジスティクス商船三井は8日、日本政策投資銀行（DBJ）による「DBJ環境格付」を取得し、格付に基づく融資を同行から受けたと発表した。

DBJ環境格付を取得したのは、海運業界で初めて。同社は「環境への配慮に対する取り組みが特に先進的」と評価され、最高ランクでの格付となった。

DBJ環境格付は、DBJが開発したスクリーニングシステム（格付システム）により企業の環境経営度を評点化し、優れた企業を選定の上、得点に応じて3段階の適用金利が設定される。

最高ランクでの格付取得は、同社がこれまで取り組んできた、CO2排出削減に向けた次世代船構想「船舶維新」プロジェクトの推進や効率的運航を追求した「ECOSALING」の徹底などによる環境保全対策に加え、24時間体制で全運航船をモニターする「安全運航支援センター」の設置による安全運航の徹底などが評価された。