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住商、協和発酵バイオの欧州化粧品素材事業を取得

2015年4月13日 (月)

M&A住友商事は13日、協和発酵バイオの欧州子会社から化粧品素材事業を譲り受け、欧州で化粧品素材事業に本格参入すると発表した。

住商ファーマインターナショナル傘下で医薬品などの販売を行うサミット・ファーマシューティカルズ・ヨーロッパ社(英国ロンドン)を通じ、協和発酵バイオの欧州子会社から同事業を取得するもの。

取得する事業はドイツを中心とする欧州、中近東とその周辺地域で化粧品素材販売事業を展開しており、ヘアケア・スキンケア用ビタミン、保湿剤といった化粧品素材の営業権を譲り受ける。

住商グループの化粧品素材ビジネスは、日本メーカー製素材の輸出トレードから始まり、2010年以降、世界最大市場である米国やブラジルで、プレスパース社やコスモテック社といった大手化粧品素材販売会社へ出資参画するなどしてビジネス領域を拡大してきた。

今回の事業取得によって世界市場の3割を占める欧州市場へ本格参入し、プレスパース社やコスモテック社との相乗効果を狙う。

これにより、欧州系化粧品メーカーへの販路の獲得、米系化粧品メーカーの欧州工場へのサービスを強化し、取引の拡大につなげる。