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東洋建設、カンボジアでバルク貨物対応港の工事受注

2015年4月15日 (水)
東洋建設、カンボジアでバルク貨物対応港の工事受注

(出所:東洋建設)

ロジスティクス東洋建設は14日、前田建設工業とともに昨年11月にカンボジアのシハヌークビル港湾公社から「シハヌークビル港多目的ターミナル整備工事」を受注し、このほど着工したと発表した。

この事業は日本政府が国際協力機構(JICA)を通じて供与する円借款で実施されるもので、2017年7月に竣工する。受注金額はJV総額で51.3億円。このうち東洋建設の受注額は35.9億円となっている。

シハヌークビル港はカンボジア唯一の大水深港で経済活動の拠点港として運用されており、取扱貨物量が毎年10%を超えるペースで増加を続けている。一方、コンテナ貨物以外の一般・バルク貨物は小規模な既存埠頭で取り扱われており、需要の増加に対応できない状況にあった。

今回の工事では、こうした課題に対応するため、バルク貨物埠頭やオイルサプライベースからなる多目的ターミナルを整備し、貨物取扱能力を高めて貿易拡大につなげる狙い。