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日本百貨店協会調べ

3月の全国百貨店売上高が19.7%減少

2015年4月21日 (火)

調査・データ日本百貨店協会は21日に発表した、3月の全国百貨店売上高概況によると、売上高総額は5441億円で前年同月実績に比べて19.7%(店舗数調整後)減で、2か月ぶりに減少した。1-3月の3か月移動平均値(店舗数調整後)は8.6%減。

調査対象は百貨店82社239店(前月から1社1店減)、総店舗面積605万3548平方メートル(前年同月比2.8%減)となった。

3月は昨年の駆け込み需要の反動減と休日が前年よりも2日少なかったこともあり、19.7%減と大きく減少した。特殊要因を除く一昨年との対比では0.6%増。好天に恵まれたことや反動減対策の催事が好調だったことなどから、東京、大阪、札幌、名古屋、福岡などの主要10都市では、一昨年対比でプラス(0.9%増)を記録した。

主要品目が食料品が5.7%減にとどまったが、衣料品(18.8%減)や雑貨(28.5%減)などが大きなマイナスを記録した。駆け込み需要の反動はあったものの、株高や企業収益の改善などで消費マインドの向上、外国人売上高の底上げなどで、化粧品、家具など一部の品目は一昨年実績を上回った。