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ファーストフードの売上10%減少、3月の外食市場

2015年4月28日 (火)

調査・データ日本フードサービス協会はこのほど、3月の外食産業市場動向の調査結果を発表した。北日本以外の地域は比較的に天候に恵まれたものの、土曜日と祝日が重なり、前年より2日土曜日が少なかったことなどから、多くの業種で客数が前年を下回った。ファミリーレストランの客数が前年を下回ったが、客単価の上昇から好調な売り上げとなった。洋風ファーストフードは異物混入問題の影響から、全体の売上が4.6%落ち込んだ。

ファーストフード業態の売上は、全体で10%減少した。洋風で新商品が好調な店があったが、異物混入問題の影響が残り、売上は19.6%減少した。和風は客単価の上昇で0.9%増、麺類は新メニューの投入などで3.5%増えた。持ち帰り米飯・回転寿司は土曜日が少なかった影響で、前年を下回った。

ファミリーレストラン業態の売上は2%伸びた。客数は洋風と中華で下回り、売上は中華以外の業種で前年を上回った。

パブ・居酒屋業態は、全体に店舗の整理統合が進む中、パブ・ビアホールは販促活動の効果もあり売上は前年を上回ったが、居酒屋が低調で、客数・客単価・売上ともにマイナスとなった。

ディナーレストラン業態は新規出店や高価格帯店が好調で、売上は前年を上回った。喫茶業態は商業施設立地の店で客足が落ちたところもあるが、季節メニューなどで客単価が上昇、売上は3.7%伸びた。