ロジスティクス宇徳が4月30日に発表した前3月期決算は、営業利益が8割を超えて改善した。シンガポールでプラント工事の追加受注などがあり、プラント・物流事業の売上高が5割近い増加となったほか、増収効果で利益も大幅に改善し、減収減益となった港湾事業をカバーした。
港湾事業のうち、コンテナ関連は横浜港の取扱量が緩やかながら増加基調を継続したものの、東京港では11月頃から北米西岸の混雑による影響が現れ、本船スケジュールが遅延、取扱いが減少した。また車両・建機関連でも取扱量の回復の遅れが改善せず、事業全体ではわずかながら減収減益となった。
今期は売上高500億円(6.3%減)、営業利益41億円(23.3%減)、最終利益28億円(18.5%減)を見込む。
[宇徳]2015年3月期連結決算(単位:百万円)
2015年3月期 | 2014年3月期 | 増減 | ||
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売上高 | 53,335 | 43,581 | 22.4% | |
営業利益 | 5,344 | 2,865 | 86.5% | |
経常利益 | 5,562 | 3,044 | 82.7% | |
当期純利益 | 3,434 | 2,383 | 44.1% |