ハミィ、越境・国内ECを同時展開できるサービス開始

ECHamee（ハミィ）は11日、ECのバックヤードを効率化する同社の「ECプラットフォーム『ネクストエンジン』」で、越境ECと国内ECを同時展開できるようにするサービスとして「米アマゾン用自動連携」のベータ版を発表した。

ネクストエンジンは、複数の店舗の在庫・受注・商品ページ管理を一元化し、EC事業者の人的・時間的コストの削減を図るASP型のシステムで、今回の取り組みではアマゾンと在庫・受注情報を連携、国内のモールやカートとアマゾンとの在庫・受注管理の一元化を実現した。

EC事業者は海外出品用に別在庫を積んだり、特別な受注対応をしたりといった必要がなく、国内のEC店舗と同じ感覚で越境ECを展開できるようになる。

さらに、アマゾンとのAPI連携で在庫更新、受注情報取込み、出荷通知反映を自動化。利用者は、サービスを購入後に簡単な初期設定するだけでスムーズに運営できるため、海外進出を見据えているEC事業者にとっては越境ECを低リスクでスタートすることが可能になる。

同社では数年前から海外事業部でこの仕組みを利用していた。すでに数社がトライアルユーザーとしてアプリを導入している。

今後はAPIの開放による他社サービスとのつなぎ込みを加速させて拡張性を高め、EC事業者に便利なツールが次々に立ち上がる「プラットフォーム化戦略」を進めていく。