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15年3月期決算

山九、国内物流の収益改善し増収増益

2015年5月12日 (火)

ロジスティクス山九が12日に発表した前3月期決算は、物流、機工事業がともに堅調に推移し、売上高が10.8%、営業利益が28.3%、最終利益が28.4%それぞれ増加し、増収増益となった。

中期経営計画の最終年度となった前3月期は、目標としていた売上高4500億円台、2011年度比で海外売上高50%増を達成。営業利益率5%台は未達となった。

売上高の52.4%を占める物流事業は、3PL事業で消費財と電子部品の取扱量が増加。単価の改定が進み、海外でも事業収益が改善した。国際物流は設備・機械関連輸出が減少し、大型プロジェクト案件の輸送も端境期となったことで利益が低調に推移した。

今期は物流事業で要員構造、低稼働資産など事業構造を抜本的に見直し、収益力の向上につなげ、売上高4800億円(0.3%減)、営業利益220億円(3.5%増)、最終利益136億円(15.7%増)と減収増益を見込む。

[山九]2015年3月期連結決算(単位:百万円)

 2015年3月期2014年3月期増減 
売上高
481,291434,44510.8%
営業利益
21,25316,56828.3%
経常利益
21,45915,09442.2%
当期純利益
11,7509,15328.4%