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JR貨物、4月のコンテナ輸送量増に積合せ貨物が寄与

2015年5月15日 (金)

調査・データ日本貨物鉄道(JR貨物)が14日発表した4月の輸送動向によると、津軽海峡線(青函トンネル内)で発生した旅客列車車両故障の影響で、高速貨物30本が運休となった。前年同期は高速貨物が3本、専用貨物が1本運休している。積合せ貨物の鉄道へのシフトが寄与し、コンテナ・車扱合わせて2.8%増加した。

コンテナ貨物は、積合せ貨物が13.4%拡大し、農産物・青果物は北海道産の玉ネギ、新潟や東北地区の米の出荷が好調で11.4%増だった。食料工業品では清涼飲料水・砂糖の発送が好調で11.5%増。エコ関連物資(6.5%増)、化学工業品(3.4%増)も前年を上回った。一方で自動車部品(10.2%減)、家電・情報機器(9.2%減)、紙・パルプ(4.6%減)は前年を下回った。結果全体では2.8%増となった。

車扱貨物は、セメント・石灰石は19.2%減だったものの、石油が販売価格の上昇による買い溜めで12.3%増となり、全体では2.7%増えた。