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物流連、大規模建築物の荷さばき施設設計で議論

2015年5月18日 (月)
物流連、大規模建築物の荷さばき施設設計で議論

▲発言する苦瀬教授(出所:日本物流団体連合会)

ロジスティクス日本物流団体連合会(物流連)は18日、東京オリンピック・パラリンピックの開催に向けた4回目となる大規模施設対策小委員会を14日に開催したと発表した。流通経済大学の苦瀬博仁教授が大規模建築物の荷さばき施設の計画設計方法について、現在の取り扱いやその問題点、改善の在り方に関する考え方の素案を示した。

委員会では、事務局が3月25日に「大規模建築物に関する提言」を発表された後の活動として、政府や関係団体などに提言を提出し、意見交換が行われたことを報告。

続いて、大規模建築物について物流面から見て「望ましい具体的な基準」を審議した。苦瀬教授は、3月の中間報告で指摘している(1)車両出入り口の高さ制限(2)荷さばき駐車施設の不足(3)貨物用エレベーターの未設置・不足(4)館内動線の不備――の4点について、建築物が備えるべき施設の具体的な基準や改善策を提示。これを受けて出席委員が活発な意見交換を行った。

今後は物流分野における建築・設計部門の専門家の意見も取り入れるよう配慮しつつ、今年度の1回目の報告をできる限り早くまとめられるよう作業を進めること、次回会議を6月中旬に開催することを確認した。