タダノ、海外向け大型クレーンの出荷1000台達成

サービス・商品タダノの海外向け大型ラフテレーンクレーン「GR-1000XL」と「GR-800EX」の生産・出荷台数が、2011年の発売開始以来1000台を達成した。

北米、中南米市場向けのGR-1000XLを11年3月に、ほかの地域向けのGR-800EXを同年11月に発売し、1000台目は販売子会社のタダノアメリカ（テキサス州ヒューストン）に向けて出荷した。

GR-1000XLと800EXは、同社の海外向け大型ラフテレーンクレーンのフラッグシップ機で、発売となった11年は東日本大震災が発生し、同社グループもサプライチェーンが寸断、志度工場の組立ラインを一時操業停止せざるを得なくなる影響を受けた。

発売当時の年間販売台数は200台を計画していたが、厳しい環境下や故障しても代替が難しい地域での活躍が期待され、発売当時は円高だったにもかかわらず好調な受注状況で推移。その後の大きく変動した円安の追い風も受けて、大型ラフテレーンクレーンとしては異例の4年弱で生産・出荷1000台を達成した。