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川崎汽船、英国向け鉄道の海上輸送を受託

2015年5月20日 (水)

ロジスティクス川崎汽船は20日、日立製作所が笠戸事業所で製作し、英国向けに輸出する都市間高速鉄道車両の海上輸送を受託したと発表した。

日立物流傘下の日立物流バンテックフォワーディングと海上輸送契約を締結したもので、笠戸事業所に隣接する徳山下松港で船積みし、日立レールヨーロッパ社が建設中の鉄道車両工場がある英国ダーラム州ニュートン・エイクリフ近郊の港で陸揚げする。毎月1回の寄港を計画している。

高速鉄道車両の海上輸送は今後数年間継続されることになっており、徳山下松港からRORO船を用いて長期間にわたる輸送は邦船社で初の試みとなる。

川崎汽船では、7500台積みRORO船10隻の建造を進めており、シリーズ第1船の最初の積荷として7月に徳山下松港で船積みする。

7500台積みRORO船の就航により、1隻あたりの輸送能力も現在から2割増強となり、自動車の輸送力が大幅に引き上げられる。今後は建機、工作機械、海外輸出が本格化する見通しの鉄道車両のような交通インフラの海上輸送にも取り組む。