ロジスティクス全日本トラック協会(全ト協)は22日、経営改善対策に取り組む中小トラック運送事業者向けに今年度実施する経営診断事業の概要を発表した。
全ト協標準経営診断システムによる「総合的な経営診断」(ステップ1)、「経営改善相談」(ステップ2)の受診を希望した場合、トラック運送事業の経営診断に豊富な経験を持つ専門家を紹介し、経営診断・経営相談費用の一部を助成する事業を実施するもの。
ステップ1の診断費用は16万円だが、全ト協がこのうち8万円を助成することになっており、Gマーク認定事業所に対しては助成額を10万円に増額する。診断は財務、現地調査、事故診断による分析から成る。
ステップ1の受信事業者を対象に実施するステップ2は、相談費用5万円のうち2万円(Gマーク事業所は3万円)を助成。経営診断報告書に基づいた問題点の抽出から、専門家による助言・指導、経営改善提案書の発行、自社の今後のあるべき姿に向けた指針の策定までをフォローする。
ステップ1と2を同時に申し込むことも可能で、申込期間はともに6月1日から2016年2月29日までとなっている。所属の都道府県トラック協会に申込書を提出する。