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住商、ミャンマーに商用車サービスステーションを開設

2015年5月27日 (水)
▲ミャンマーで現在も走っている1960年代の日野のティーイー(TE)型ディーゼルトラック(出所:住友商事)

▲ミャンマーで現在も走っている1960年代の日野のティーイー(TE)型ディーゼルトラック(出所:住友商事)

国際住友商事は27日、ミャンマーの財閥サージ・パン・アンド・アソシエイツ(SPA)グループと共同でサミットSPAモーターズ(SSM)を設立し、同国の最大都市ヤンゴンに日野自動車の正規サービスステーションを開設した、と発表した。

このサービスステーションでは、トラックやバスに欠かせないアフターサービス全般に対応し、技術や部品を提供する日野自動車に限らず、ほかのメーカーの商用車も対象とする。日本でトレーニングを受けた整備士10人を配置し、高い品質の補修やメンテナンスを行う。

住友商事は、1950年代に日野自動車とともにミャンマー向けのバスの輸出を始め、同国政府の協力を受けてトラック・バスの部品生産や現地組立生産に取り組み、88年までの30年間超で、累計2万台の車両を提供。当時の車両はいまだに同国内で使用されているという。

4月30日に行った開所式で、サミットSPAモーターズの谷山隆彦社長は「ミャンマー経済にとってトラックは最重要アイテム。トラックの補修、稼動効率の改善はミャンマー経済に直結する」と語った。

今後は第二の都市マンダレーにも支店を展開してアフターサービスを提供するほか、トラックを活用した出張修理サービスなども行う。