ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

4月の商業販売額が2.7%増加、経産省調べ

2015年5月28日 (木)

調査・データ経済産業省が28日に発表した商業販売額の動向によると、4月の商業販売額(速報)は37兆9980億円で前年同期比2.7%増となった。このうち卸売業は26兆4350億円(1.8%増)、小売業は11兆5620億円(5%増)。商業販売額の季節調整済前月比は0.6%増、卸売業0.8%増、小売業0.4%増だった。

■卸売業、食料・飲料卸売業12.8%
卸売業を業種別にみると、食料・飲料卸売業12.8%増、医薬品・化粧卸売業卸売業9.3%増、農畜産物・水産物卸売業が5.2%増、その他卸売業が3.6%増、機械器具卸売業が1.7%増、繊維品卸売業1.4%増、衣服・身の回り品卸売業0.3%増だったものの、鉱物・金属材料卸売業が7.8%減、家具・建具・じゅう器卸売業4.6%減、建築材料卸売業3.6%減、各種商品卸売業0.1%減となった。

大規模卸売店販売額は8兆5367億円で0.5%減だった。商品別にみると、石油・石炭が24.9%減、化学製品4.4%減、鉄鋼1.5%減、建築材料0.6%減、一般機械器具が0.2%減だった一方、医薬品・化粧品10.8%増、その他機械器具9.3%増、食料・飲料7.9%増だった。

■小売業、百貨店販売額が9.5%増
小売業を業種別にみると、機械器具小売業11%増、各種商品小売業10%増、自動車小売業8.2%増、飲食小売業6.3%増、医薬品・化粧品小売業5.4%増、織物・衣服・身の回り品小売業5%増、その他小売業4.3%増となったものの、燃料小売業は9.1%減だった。

4月の大型小売店販売額は1兆6082億円(9.5%増)、このうち百貨店は5223億円(13.2%増)、スーパーも1兆859億円(7.9%増)となった。商品別にみると、衣料品10.3%増、飲食料品7.2%増、その他14.5%増となった。大型小売店の季節調整済前月比は1.6%減で、うち百貨店が2.5%減、スーパーは0.9%減。

衣料品は、その他衣料品22.7%増、身の回り品18.7%増、紳士服・洋品10.1%増で、婦人・子供服・洋品8.7%増、衣料品全体では11.9%増。飲食料品は2.7%増で、その他はその他商35.6%増、家庭用電気機械器具21.3%増、家庭用品16.5%増、家具11.8%増、食堂・喫茶0.9%増、その他全体では27.2%増となった。

スーパーは衣料品が、その他の衣料品9.6%増、身の回り品9.5%増、紳士服・洋品は5.5%増、婦人・子供服・洋品5.5%増、衣料品全体では6.6%増となった。主力の飲食料品は8%増加した。その他は、家庭用電気機械器具33.6%増、その他商品7.1%増、家庭用品6.8%増、家具4.5%増だった一方、食堂・喫茶15.2%減だったため、その他全体では8%増となった。

■コンビニ販売8.4%増
コンビニエンスストアの商品販売額、サービス売上高は8792億円(8.4%増)となった。商品別ではファーストフードと日配食品が3236億円 (4%増)、加工食品が2330億円(5.2%増)、非食品が2761億円(15.5%増)だったため、商品販売額は8328億円(7.9%増)に上昇した。また、サービス売上高は464億円で18%増となった。