タキヒヨー、韓国でのビジネス拡大へ現地法人設立

拠点・施設タキヒヨーは9日、韓国現地法人を設立すると発表した。韓国からのアパレル製品買い付け補助業務と、同国向け販売を強化する狙い。

これまで同社は、韓国内の情報収集・日本向けの製品調達補助業務の拠点として、ソウル駐在事務所を設置していたが、韓国からの製品調達が安定的に推移すると見込まれ、韓国SPA（アパレル製品の製造・小売）向けの製品販売で今後取引が拡大する見通しであることから、韓国当局の認可を前提に100％出資で現地法人を設立することにした。

同社では、QR（短納期）・小ロット対応に特色がある韓国企業からの製品調達について「一時期の韓国ウォン高が一服していることもあり、安定的な仕入れボリュ－ムの推移が見込める」として、サンプル取次ぎ・契約条件の交渉など、現地での対応強化を図る。

また、今年度から韓国大手SPA向けの新規取引を開始しており、今後ビジネスチャンスの拡大が期待できるとして、現地での商談・受注のフォロー、中国メーカーへの発注フォロー、納期管理など、現地での営業活動を展開する。9月をめどに設立手続きを進める。