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味の素、生産体制再編、4工程のうち2工程を海外移転

2015年6月5日 (金)

荷主味の素は5日、食品事業のグローバルな成長に伴い、主力製品のうま味調味料「味の素」の生産体制を再構築すると発表した。

味の素、生産体制再編、4工程のうち2工程を海外移転川崎工場で生産している味の素の生産工程のうち、精製工程を今年度中に停止。今後は海外のグループ会社(ブラジル、インドネシア)で精製工程まで行い、国内には倍散化工程、包装工程を残す。

味の素の生産工程は、大きく分けて発酵・粗製工程、精製工程、倍散化工程、包装工程で構成されており、これまでは海外のグループ会社からグルタミン酸を輸入し、国内工場で精製工程、倍散化工程、包装工程を実施していた。

今後は、国内と同じ厳しい品質基準に基づいて生産している海外のグループ会社で精製工程までを行い、国内工場で倍散化工程、包装工程を行う。

国内で販売している味の素には、倍散化工程でグルタミン酸ナトリウム(MSG)に核酸を加えることで、より強いうま味を持つ国内市場向け限定の高付加価値製品に仕上げている。