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大阪港、輸出外貿コンテナが23か月ぶりに減少

2015年6月8日 (月)

調査・データ大阪市が8日に発表した2月の港湾統計(速報値)によると、同月の総取扱貨物量は616万トン(前年同期比5.5%減)となった。このうち外貿貨物は266万トン(11.6%増)で5か月ぶりの増加、内貿貨物は350万トン(15.4%減)となり、5か月連続の減少となった。

内貿貨物は、移出が153万トン(18.7%減)、移入が196万トン(12.6%減)でともに5か月連続の減少となった。

外貿貨物のうち輸出が74万トン(0.9%増)で再利用資材(21.1%減)や非鉄金属(20.4%減)は減少したものの、ベトナム、韓国の取扱いが増加した鉄鋼(2.9倍増)やマレーシアの取扱いが増加した自動車部品(40.3%増)、韓国、中国の取扱いが増加した金属くず(29%増)などが伸び6か月連続の増加となった。

輸入は192万トン(16.4%増)で、鋼材(38.6%減)や製材(29.4%減)は減少したが、中国の取扱いが増加した衣服・身廻品・はきもの(83.7%増)や中国の取扱いが増加した家具装備品(64.1%増)、中国の取扱いが増加した産業機械(26.3%増)などが増え5か月ぶりの増加となった。

外貿コンテナ貨物は、輸出が57万トン(5.3%減)と23か月ぶりの減少、輸入が182万トン(22.2%増)と5か月ぶりの増加となり、月間取扱量は239万トン(14.3%増)だった。コンテナ個数は輸出が6万7000TEU(3.3%減)、輸入が8万6000TEU(18%増)で月間取扱個数は15万4000TEU(7.7%増)で、5か月ぶりに増加した。

全体の入港隻数は1807隻 (0.3%増)、総トン数は759万総トン(6.9%減)で、このうち外航フルコンテナ船が252隻(0.8%減)、内航フェリー船が134隻(22.1%減)となった。フェリー貨物は215万トン(25.4%減)で5か月連続で減少し、乗降人員は5万人(16.9%)減少した。