コマツ、豪州鉱山向け超大型ダンプ55台を受注

荷主コマツは10日、オーストラリアのアダニマイニング社が保有するカーマイケル石炭鉱山（クイーンズランド州）向けに超大型ダンプトラック「960E-2」と「930E-4SE」合わせて55台を受注したと発表した。2016年の後半から段階的に納入を開始する。

石炭鉱山として世界最大規模になるとみられているカーマイケル石炭鉱山は、インド財閥のアダニ・グループ傘下で資源会社のアダニマイニング社がが手がける鉱山、鉄道、港、海上運送、インドの火力発電所などをエネルギーサプライチェーンとして構築する大規模計画の一部を構成する。

長期計画の中核プロジェクトとなる見通しで、同グループでは鉱山の生産期間中、クイーンズランド州に1万人の雇用と22億豪ドルの税収、鉱山使用量収入をもたらすとみている。

コマツは、今回の受注について「コマツ製の鉱山機械に対する高い信頼性やプロダクトサポート体制などが評価され受注となった」としている。