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ファームシップ、ICT活用し物流構築など農業支援

2015年6月11日 (木)

サービス・商品ファームシップ(東京都千代田区)は11日、植物工場の事業開発・運営支援、農産物流通の物流構築、農業データ解析など、ICTを活用して食料生産や流通に関連した社会的課題の解決を目指すサービス提供を10日から本格的に開始した、と発表した。

植物工場事業、農産物流通事業、農業データサイエンス事業を3本柱として、農産物流通事業では、農業事業者に対する商品開発・物流構築・マーケティング支援サービスの提供、農産物の仕入販売を行う。

ことし4月には、静岡県富士市から関東圏へ、摂氏5度から10度の温度帯で青果物チルド輸送便を毎日運行する取り組みを開始しており、今後は全国の農業事業者に対して物流構築を支援していく。

富士市から関東圏への事例では、地元農産物を横浜南部市場、大田市場、淀橋市場へ毎日運搬する物流便を用意し、地元農業事業者へ運送取次ぎサービスとして提供している。

同社のこの取り組みにより、関東圏に近く、鮮度を保ったまま出荷できる利点を持つ富士市の農業事業者は、独自の物流網を持たずに商品を低コストで関東圏に流通させることが可能になった。