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四国電力、トラックで運搬中に顧客情報「飛散」

2015年6月12日 (金)

事件・事故四国電力は12日、新居浜支店(愛媛県新居浜市)で書類整理の際に発生した廃棄書類を四国中央市の溶解処理施設に向けて運搬中、顧客情報を含む書類が飛散し、一部が紛失した可能性があると発表した。

同社は運搬経路の捜索を行い、これまでに50枚の書類を回収、「飛散した書類はほぼ回収できた」としているが、捜索を継続するとともに、地元警察署にも回収協力を依頼した。

廃棄書類の運搬に使用したトラックは、今月10日13時30分頃に新居浜支店を出発し、14時40分頃に溶解処理施設に到着したが、16時頃、四国中央市で配電線の調査を実施していた関係会社の委託員が「書類1枚を発見した」と連絡したことで、事態が判明した。

その後、四国電力社員が運搬経路の捜索を開始し、現在も車両、徒歩による捜索で飛散した資料の回収にあたっている。

原因について、同社は「積荷である書類入りの段ボール箱に本来装着すべき飛散防止用ネットが装着されていなかった」ことに加え、「段ボール箱の封緘状態が不十分だったと思われる」と推測している。

回収された書類は、いずれも新居浜市で太陽光発電設備を設置している顧客に関するもので、同社が設定している顧客番号、顧客名、同社の購入電力量、同社からの支払額、振込日の情報が記載されていたという。

四国電力では、今後、書類整理で発生した書類の廃棄に際して、運搬前に「飛散防止用ネットの装着、段ボール箱の封緘の徹底」といった書類の飛散防止策が講じられていることを処分時、運搬時に自社社員が同行するか立ち会いのもとで行う。