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丸運、トワードとの合弁事業から撤退方針固める

2015年6月16日 (火)

ロジスティクス丸運は16日、トワード(佐賀県吉野ヶ里町)との合弁事業から撤退する方針を固めた。今後の運営の方向性で一致できなかったことを受け、合弁会社「丸運トワード物流」(神奈川県愛川町)の出資持分60%をトワードに譲渡する方向で交渉に入る。

丸運とトワードは2011年6月に丸運トワード物流を設立したが、労務費や用車代の上昇など事業環境が悪化し、業績が低迷。「当初の事業計画の達成が困難になった」として、業績回復に向けた対応策を講じようと協議を重ねたものの、今後の運営の方向性で合意形成に至らず、丸運は撤退を前提として交渉に入ることにした。

トワード側は、LogisticsTodayの取材に対し、「あくまでも交渉を開始するのであって、まだ決まったわけではない。(今回の発表に)驚いている」とコメント、交渉の席に着く前の段階で発表した丸運側の動きに戸惑いを示した。

丸運トワード物流は、首都圏の低温倉庫で食品の受発注管理・保管・仕分け、多温度帯一括配送業務などを手がけてきたが振るわず、4億1190万円の債務超過となっている。