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日本自動車ターミナル、政投銀BCM格付で最高ランク

2015年6月22日 (月)

認証・表彰日本政策投資銀行は22日、日本自動車ターミナル(東京都千代田区)に対し、「BCM格付」に基づく融資を実施したと発表した。同社は「防災、事業継続への取り組みが特に優れている」として最高ランクの格付を2年連続で取得した。

BCM格付は、政投銀が開発した独自の評価システムで防災、事業継続への取り組みが優れた企業を評価・選定し、その評価に応じて融資条件を設定する融資メニュー。

今回の融資では、日本自動車ターミナルが施設のハード対策として、ターミナルごとに緊急地震速報を導入し、利用者の初動対応早期化を促すとともに、免震構造を備えた複合物流施設の建設や非常用自家発電設備の設置などを進めて施設安全策を強化している点を評価。

同社は有事の優先復旧業務、必要人員数を目標復旧時間とともに整理し、その実効性を検証するため従業員の参集訓練、関係事業者と連携したターミナル復旧訓練を実施している。

また、有事の際に開設する広域輸送基地の災害対策本部構成メンバー(東京都福祉保健局、全国物流ネットワーク協会)との間で共通の指揮命令系統を整備し、関係者間の役割分担や対応業務をあらかじめ明確化した上で、継続的に緊急支援物資輸送に関する訓練を実施している点も高い評価につながった。