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鉄道貨物の輸送障害対策、25日に報告書案協議

2015年6月24日 (水)

ロジスティクス国土交通省は25日、貨物鉄道で輸送障害が発生した際の代替輸送の課題を整理する報告書案をまとめるため、学識経験者やJR貨物、荷主企業などで構成する検討会を開催する。

検討会は、昨年10月に東海道本線が不通となった際、国内の鉄道貨物の半数が経由する大動脈が分断され、モーダルシフトの推進に向けた新たなボトルネックとなることが認識されたことから、関係者が連携した計画的な代替輸送の解決策をまとめるため、物流審議官の指摘検討会として設置した。

昨年10月の不通時にJR貨物では、鉄道利用運送事業者などに協力を求めて実施したトラック代行輸送のほかに、日本海縦貫線、中央線などを活用した代替輸送を行った。

しかし、モーダルシフトを進める大口荷主が積極的に用いている大型コンテナなどは、条件の十分な検証があらかじめ行われておらず、リードタイムが変更になることなどの理由から、代替輸送が十分に行われなかったことが課題視されている。