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5月の外食市場、3か月ぶりに全体の売上が上昇

2015年6月25日 (木)

調査・データ日本フードサービス協会は25日、5月の外食産業市場動向の調査結果を発表した。ファミリーレストランやディナーレストランを中心に客数と売り上げが好調に推移し、全体の売上は0.8%増と3か月ぶりに前年を上回った。

ファーストフード業態の売上は、全体で3%減少。洋風はキャンペーンの影響で好調だったが、異物混入問題の影響が長引き、売上は10.9%減と大きく落ち込んだ。和風は客数が厳しい状態で推移したものの、客単価は上昇し、売上が4.6%増えた。麺類は新メニューが好調で、客数・客単価ともに伸び、売上も9.1%伸びた。持ち帰り米飯・回転寿司は、一部で昨年値引きキャンペーンを行った反動により客数が減少し、売上は0.8%下回った。

ファミリーレストラン業態の売上は6.6%増と25か月連続で前年を上回った。客数は中華で下回ったものの、客数・客単価・売り上げともに好調だった。

パブ・居酒屋業態の売上は7.3%減。ディナーレストラン業態は新規出店や高価格帯店が好調で、売上が8.3%増えた。喫茶業態は土日休日が多かったことからビジネス街立地の店で客数が減少したものの、季節メニューなどで客単価は上昇し、売上が2.5%増加した。