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5月卸売業販売額4.2%減、小売は3%増、経産省調べ

2015年6月29日 (月)

調査・データ経済産業省が29日発表した商業動態統計調査結果(速報)によると、5月の商業販売額は36兆3990億円で前年同月に比べて2%の減少となった。このうち卸売業は24兆6300億円(4.2%減)で、小売業は11兆7690億円(3%増)だった。季節調整済みの商業販売額は前年比2%減少した。卸売業は同3.1%低下、小売業は1.7%上昇した。

■卸売業、鉱物・金属材料卸売業12.5%減
卸売業を業種別にみると、鉱物・金属材料卸売業12.5%減、建築材料卸売業9.6%減、医薬品・化粧卸売業卸売業9.3%増、化学製品卸業が9.3%減、各種商品卸売業5.8%減、機械器具卸売業が5.6%減、その他卸売業が5.5%減、衣服・身の回り品卸売業5%減、家具・建具・じゅう器卸売業2.5%減、繊維品卸売業0.8%減少した。一方、医薬品・軽商品卸売業7.6%増、食料・飲料卸売業3.7%増、農畜産物・水産物卸売業2.5%増となった。

大規模卸売店販売額は7兆9740億円で7.6%減少した。商品別にみると、鉱物36.9%減、その他輸送用機械器具26.8%減、石油・石炭が24.5%減、鉄鋼21.1%減、一般機械器具が7.9%減だった一方、医薬品・化粧品14.8%増、非鉄金属7.8%増、家庭用電気機械器具2.2%増だった。

■小売業、スーパー販売額が6.4%増
小売業を業種別にみると、機械器具小売業9.1%増、各種商品小売業5%増、飲食小売業4.9%増、織物・衣服・身の回り品小売業4.6%増、医薬品・化粧品小売業4.2%増、自動車小売業4.1%増、その他小売業3.2%増となったものの、燃料小売業は12.3%減だった。

5月の大型小売店販売額は1兆6922億円(6.2%増)で、このうち百貨店は5418億円(5.8%増)、スーパーも1兆1504億円(6.4%増)となった。商品別にみると、衣料品4.3%増、飲食料品5.6%増、その他9.7%増となった。大型小売店の季節調整済前月比は2.6%増で、うち百貨店が2.4%増、スーパーは1.8%増だった。

百貨店の衣料品は、その他衣料品9.3%増、身の回り品9.3%増、紳士服・洋品4.1%増で、婦人・子供服・洋品1.7%増で、衣料品全体では4.5%増。飲食料品は横ばいで、その他はその他商品18.8%増、家庭用電気機械器具10.3%増、家具7.3%増、家庭用品5.6%増、食堂・喫茶2.6%増、その他全体では14.4%増となった。

スーパーの衣料品は、その他の衣料品6.4%増、紳士服・洋品は4%増、婦人・子供服・洋品3.4%増、身の回り品3%増、衣料品全体では3.7%増となった。主力の飲食料品は6.6%増加した。その他は、家庭用電気機械器具26.7%増、家具11.5%増、家庭用品6.1%増、その他商品6%増だった一方、食堂・喫茶16.3%減で、その他全体では7%増となった。

■コンビニ販売6.4%増
コンビニエンスストアの商品販売額、サービス売上高は9344億円(6.4%増)となった。商品別ではファーストフードと日配食品が3434億円 (6.8%増)、加工食品が2554億円(6.3%増)、非食品が2851億円(3.8%増)だったため、商品販売額は8839億円(5.7%増)に上昇した。また、サービス売上高は505億円で21.3%増となった。