山九、国際物流網拡大へ米3PL最大手と相互代理店契約

ロジスティクス山九は1日、米国の国際3PL最大手「CHロビンソン・ワールドワイド」（ミネソタ州エデンプレイリー）と、日米発着の国際複合輸送を対象として相互代理店契約を締結した、と発表した。

海上・航空国際複合輸送で相互代理店として活動するほか、山九は、CHロビンソンの日本発全世界向け・全世界発日本向けの取扱貨物を対象とした国内総代理店になる。また、CHロビンソンは山九の米国発世界向け・全世界発米国向け取扱貨物について、米国で代理店として活動する。

今回の相互代理店契約により、山九は北米・中米・南米の国際物流海外ネットワーク網を強化。CHロビンソンは、中国を中心とする東アジアと日本市場の拡大を前提に、日米間の海上・航空貨物の運営体制強化を加速させており、今後は山九のアジア物流ネットワークを活用した相互ネットワークの拡大なども検討していく。

CHロビンソンは、米国で陸上輸送と国際物流事業を展開する1905年設立の米国最大手3PL事業者で、売上高（2014年）は135億米ドル（1兆6538億円）にのぼる。従業員数は1万2500人で、4万6000社の顧客を抱える。