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九州地区船主会、船員教育機関と意見交換

2015年7月7日 (火)

ロジスティクス日本船主協会の九州地区船主会と九州地区船員対策連絡協議会は、福岡市で今月2日、人材確保・育成に関する懇談会を開催した。

懇談会は、若年船員の確保・育成を目的として船員教育機関と内航海運業界との間で率直な意見交換を行うために開催しているもので、今回の開催で7回を数え、参加者は60人を超えて過去最多となった。

会合では、教育機関から卒業生の海上への就職状況のほか、学生の海運に対する意識など、海運事業者から新卒船員の採用状況など報告を行った後、人材の確保育成について活発な意見交換が行われた。

九州運輸局は、唐津・口之津海上技術学校生、九州・山口の水産系高校の生徒を対象とした船員職業意識調査の結果を報告した。

最近の船員教育機関卒業生の就職率が向上していることを確認した一方、会社側が行う人材教育に限界があり、船員教育機関の役割に期待が高まっていることが伝えられた。

また、今後の少子化傾向から海運業以外の産業でも人手不足が見込まれ、内航船員に興味を持ってもらえるような広報活動が重要との声が上がり、教育機関と船社側の率直な意見交換を今後も継続的に実施することや、双方の立場を理解することが重要との認識で一致した。