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トランクルーム市場が500億円突破、キュラーズ調べ

2015年7月8日 (水)

調査・データトランクルーム事業を展開するキュラーズ(東京都品川区)は8日、トランクルーム市場の規模と成長予測に関する調査結果を公開した。試算によると、市場規模は10%程度成長し続け、2008年284億円、10年351億円、12年430億円、14年にはキュラーズが統計を取りはじめて初の500億円台を突破し、523億円へと拡大した。

トランクルーム市場が500億円突破、キュラーズ調べ

(出所:キュラーズ)

屋内型トランクルーム市場のマーケットシェアは08年以来一貫してトップ3社(キュラーズ23%、ライゼボックス16%、ハローストレージ14%)によってマーケット全体の50%以上を占めている。ユニット(室)普及率は0.3%で、350世帯に1世帯が利用していることがわかった。

セルフストレージ先進国の米国では、70年台にセルフストレージ産業が誕生し、継続的に年平均10%の伸び率で成長を続け、10世帯に1世帯がセルフストレージを利用するまでに拡大。84年の7000施設から09年には5万施設へと、25年間で施設数が7倍以上となる伸びを示した。

日本では普及率0.3%と先進国の中で最低水準にあるものの、近年では毎年10%の成長を続け、海外からも高い注目を集める魅力的な投資アセットとして、新たな成長局面を迎えつつあるという。

14年は総店舗数が6700店舗、ユニット(室)数は初めて30万の大台を突破し、31万3000室へと増加。08年の3500店舗、17万5000室に比べ、いずれも飛躍的に伸びた。

同社は「08年からの6年間と同等の拡大が今後も続くと仮定した場合、東京オリンピックが開催される20年には740億円、27年には1000億円市場へと成長する可能性を秘めている」と分析している。

■詳細
http://www.quraz.com/company/pr/20150708.aspx