住友3M、塗装保護向け機能性フィルムの新製品

拠点・施設住友スリーエム（東京都世田谷区）は11日、乗用車などの塗装保護を目的とした機能性フィルム「3Mカーラッピングフィルムスクラッチガード（エア抜けタイプ）」の販売を開始する。独自の特殊構造を持った粘着剤により、ボンネットのような大面積でも貼りやすい特性を備えた。

これまでの製品は、無色透明のため貼った後の違和感がなく、ボディへの高い密着性から軽微な三次曲面にもよくなじみ、耐候性や耐摩耗性に優れているが、ボンネットのような大面積にフィルムを貼る場合には一般的に気泡が入りやすく、作業に手間がかかっていた。

新発売のエア抜けタイプでは、見た目が変わらない透明性や傷付き防止の特性は維持しつつ、独自の特殊構造を持った粘着剤により、貼り付け時に空気が抜けやすく、スピーディーにきれいな仕上がりを実現する。

同社が運営する3Mオンラインストアで販売しする。価格は600ミリ×610ミリで4200円。また、カーショップ、ボディショップなどの事業者向けとして、同社指定の特約店を通じた販売も開始する。事業者向けでは、1220ミリ×30メートルのサイズを取り扱う。

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