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パルタック、埼玉・白岡に最新物流拠点「関東RDC」

2015年7月10日 (金)

拠点・施設パルタック、埼玉・白岡に最新物流拠点「関東RDC」パルタック(大阪市中央区)は10日、埼玉県白岡市に最新の大型物流センター「RDC関東」を開設し、8月から稼働を開始すると発表した。

最大市場の関東で出荷能力を拡大し、同エリア全体を視野に入れた物流の生産性向上と、小売、メーカーとの取り組み強化による事業拡大を目指す。群馬、東京、横浜の既存拠点と連携し、サプライチェーン全体の最適化、効率化によって物流コストの低減を図る。

新拠点は東北自動車道と圏央道が交差するエリアに立地し、東京都心、首都圏全域へのアクセスに優れる。開設に際し、地元からパート従業員400人を雇用する。

関東RDCでは、個口検品、カテゴリー納品をとり入れ、小売事業者の店頭作業の効率化に配慮、EOS(電子発注システム)、EDI(電子データ交換)を活用して受発注業務の効率化を図る。

出荷キャパシティは年間800億円を確保し、小売業の売上拡大や化粧品・日用品、一般医薬品などの一括納品ニーズに対応。既存センターとの連携や交通アクセスの優位性を活かし、出荷場所の最適化、トラック便の効率運用によって納品リードタイムの短縮、配送生産性の向上につなげる。

オペレーションシステムには、同社が1998年にRDC近畿で導入して以来、18年間培った運営ノウハウを結集した生産性の高いシステムを活用。2万を超えるアイテムの販売実績と需要予測をデータベース化し、欠品のないアイテム別在庫日数コントロールを実施する。

パレット自動倉庫、ケース自動倉庫と連動したピッキング棚への商品自動補充システム、JAN・ITFコードスキャン、重量検品・件数によって出荷制度を99.999%まで高める。また、コンピュータによる商品の鮮度・品質管理を実施し、使用期限・賞味期限を高い精度で実現する。

施設は敷地面積2万7259平方メートル、延床面積1万3925平方メートルで、このうち3682平方メートルが自動倉庫となる。投資額は115億円。