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築地銀だこ、たこ安定調達へモーリタニアに合弁会社

2015年7月21日 (火)

国際「築地銀だこ」を展開するホットランドは21日、たこの安定調達を図るため、西アフリカのモーリタニアに現地企業との合弁会社を設立すると発表した。

たこの最大の原産国となっているモーリタニアに原料調達と加工工場を設立することで、二国間の直接貿易を実現し、物流面の効果につなげる。月内に契約を結び、8月上旬に合弁会社を設立する。

同社ではこれまでも、世界中の漁場からの調達ルートを確立してきたほか、加工委託先を分散化することで、高品質・低価格のたこを安定的に調達するモデ
ルを確立してきた。

従来、同国で獲れたたこは第三国の加工工場に送られ、最終製品として日本に輸入されていたが、合弁会社を設立することで、将来的に仕入れたたこを現地で加工し、鮮度や品質をたかめるとともに、二国間の直接貿易とすることで、物流面でのメリットも享受できると判断した。

合弁相手のモールインベスト社は、傘下企業を通じて食品、漁具、漁網の輸入、製造・販売事業を運営するパイオニア的企業で、同社の代表者モハメド・アブダラヒ・ヤハ氏は同国の経済・投資大臣を歴任、実業家として活躍している。