日立、医療機器子会社2社統合し製造部門分社化

メディカル日立製作所、日立メディコ、日立アロカメディカルの3社は21日、ヘルスケア事業の強化を図るため、2016年4月1日付で日立メディコ、日立アロカメディカルの製造部門を統合した製造子会社を設立するとともに、日立製作所が日立メディコ、日立アロカメディカルを吸収合併すると発表した。

これまで日立では、ヘルスケア事業拡大のため11年3月に日立メディコがアロカ（現日立アロカメディカル）を、14年3月に日立製作所が日立メディコを完全子会社化し、同年4月にはヘルスケアグループと社内カンパニーのヘルスケア社を新設したほか、ことし4月には日立メディコ、日立アロカメディカルの一体運営を行うなど、組織体制の強化に取り組んできた。

今回の再編により、日立、日立メディコ、日立アロカメディカルで重複している国内外の拠点の集約・効率化、経営の完全一体化を進め、製造子会社を設立することで、日立メディコ、日立アロカメディカルの製造コア技術、ノウハウを組み合わせ、製品競争力の向上を図る。