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常石造船、米国の学生インターン7人を受け入れ

2015年7月28日 (火)

荷主常石造船、米国の学生インターン7人を受け入れ常石造船(広島県福山市)は28日、米カーネギーメロン大学(ペンシルベニア州ピッツバーグ)の学生7人を実践型インターンシップとして受け入れた、と発表した。

インターンシップの研究テーマはモニタリング技術、水中調査ロボット、溶接ロボットの3つ。5月14日から1か月間にわたって来日した学生はまず造船工程を見学し、それぞれのロボットに必要な機能を洗い出した後、モニタリング技術の研究では実際の船や造船工場でプロトタイプを用いた試験を実施、実際の現場ならではの貴重なデータ収集を行った。

6月24日に行われた研究成果報告会には、常石造船設計本部の管理職やスタッフなど35人が参加。インターンシップで得られたデータと常石造船からのフィードバックや現場の生の声をもとにさらなる改良を進めるほか、製作コストの低減に取り組み、実用化を目指す。

学生からは、「船での実験はとてもエキサイティングだった。自分たちの研究結果が、実際にどのようにモノづくりのプロセスに貢献できるのかを見ることができて、やる気が倍増。常石造船は、船という商品も、複数の国にまたがる事業も大規模で、造船産業に革新的な技術を展開しようとしている先進的な企業だ。今回のインターンシップは始まりにすぎず、今後も人材交流を継続し、ともに造船の技術革新を実現したい」との声が寄せられた。