ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

来場登録と併用し登録者3割増目指す

フルキャスト、Web登録説明会システムの本格運用開始

2015年7月28日 (火)

産業・一般フルキャストホールディングスは28日、就業希望者の利便性を高める「Web登録説明会」の本格運用を開始した。ウェブ上で登録説明会を開催し、従来の来場登録と併用して運用することで、登録者数を3割増やす。

フルキャスト、Web登録説明会システムの本格運用開始

(出所:フルキャストホールディングス)

これまで、就業希望者は説明会会場に赴いて登録する必要があったが、場所が遠かったり、開催日時が都合に合わなかったりといった時間や場所の制限によって登録を諦めてしまうケースがあった。

また、フルキャストの求人サイトで仕事を検索し、翌日に働きたい仕事があった場合でも、実際に就業するためにはまず登録説明会に参加しなければならないため、高まった就業意欲が減退することもあった。

同社はWeb登録説明会の仕組みを導入することで、時間と場所の制限を撤廃し、就労希望者の利便性を向上させるとともに、「働きたいと思ったときから就労するまでを迅速に確実につなげていく」ことで、就業希望者の機会損失を減らす。

フルキャスト、Web登録説明会システムの本格運用開始

(出所:フルキャストホールディングス)

Web登録説明会では、就業希望者は仕事を検索して、翌日に働きたい仕事があった場合、まず、求人に仮応募した上でWeb登録説明会を受け、登録を完了。その後に本応募するという流れで、翌日に就業できるようになる。登録時の身分証明書による本人確認や適正に就業できるかチェックをした上で就業してもらう流れ。

同社はこのシステムの本格運用に向けて昨年12月から試験運用を実施し、運用方法を見直しながら調整を図ってきた。

ただ、試験運用開始時は、大半の登録が利便性を理由にWeb経由に置き換わることを想定していたが、「人材サービスを利用するのが初めてで、直接説明を聞きたかった」などの理由で全体の5割が来場登録を選択することがわかったため、従来の「来場登録」にも需要があると判断。

必要な地域には登録センターを開設し、来場登録のニーズに対応しながら、Web登録と併用することで登録者獲得数の増加を図ることにした。同社では、今後も運用方法の見直しや接点強化を図っていく考え。