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トクヤマ、出光、中国電力が海外炭共同輸送で合意

2015年8月5日 (水)

荷主トクヤマ、出光興産、中国電力の3社は5日、海外炭の共同輸送を実施することで合意し、確認書を取り交わしたと発表した。

2011年5月に徳山下松港・宇部港が国際バルク戦略港湾に選定されたことを受け、3社を含む港湾利用企業が山口県国際バルク戦略港湾連携協議会を設立し、効率的な海外炭物流体制検討を進めるなかで3社の認識が一致、合意に至った。

3社が利用する石炭を共同輸送することで、物流コストを抑制するとともに、大型船による共同輸送の本格運用を視野に、3社間で輸送量の調整や輸送船の選定といった運用上の手続きを確認する。

具体的には、年内に豪州ニューキャッスル港から徳山下松港周南バルクターミナルに向けて石炭7-8万トンを輸送する。

徳山下松港、宇部港は国際バルク戦略港湾として大型船を利用した大量輸送が可能となるとみられ、3社は「物流コストの低減と共同輸送の本格運用の実現性も高まる」として、協議会のメンバーと協調した企業間連携を引き続き検討していく。