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米企業と共同研究開始

住友ゴム、新天然ゴム資源としてロシアタンポポに着目

2015年8月6日 (木)

荷主住友ゴム、新天然ゴム資源としてロシアタンポポに着目住友ゴム工業は5日、パラゴムノキ由来の天然ゴムに代わる新たな天然ゴム資源として「ロシアタンポポ」に着目し、米ベンチャー企業「Kultevat」(カルテヴァット)社(ミズーリ州セントルイス)と実用化の検討に向けた共同研究を開始した、と発表した。

同社は天然資源由来原材料の活用、高機能化を促進してきたが、天然ゴムの原産地はアジアが90%を占めており、グローバルなタイヤ製造拠点の拡大に取り組む同社にとっては、輸送面の課題から最適な需給状態でないとして、新たな天然ゴム資源としてロシアタンポポに着目した。

カルテヴァット社が持つバイオマス技術と、住友ゴムの環境負荷低減技術、石油外天然資源化の技術を組み合わせることで、ロシアタンポポの実用化を加速させる考え。

ロシアタンポポはパラゴムノキと異なり、温帯地域で栽培できるため、北米など世界の多くの地域で栽培することを想定している。