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自社ブランド大型家具事業から撤退、特損39億円計上見込む

ニッセンHD、三重大型商品配送センター売却へ

2015年8月17日 (月)

荷主ニッセンホールディングスは17日、ニッセンブランド大型家具事業からの撤退と三重大型商品配送センター(三重県いなべ市)の売却を決めた。早期黒字化に向け、抜本的な固定費削減などの追加的な経営合理化策が不可欠だと判断した。

三重大型商品配送センターは現在、大型家具事業の物流拠点として使用しており、同事業からの撤退に伴い売却することにした。帳簿価額は49億2900万円で売却先は未定。

このほかに希望退職の募集、アパレル・雑貨商品の検品、検針などを行う海外検品所の整理なども実施し、大型家具事業からの撤退に伴う損失として39億円を特別損失に計上する。

ニッセンブランド大型家具事業は、大型家具配送・搬入時の破損を防止するため、2人体制による配送対応へ変更していたが、人材不足・原油高で配送原価が高騰し、事業損益構造が年々悪化。将来的な損益回復が見込めないとして、同事業から2016年2月をメドに撤退する。