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郵船ロジ、ロシアで通関ライセンスを取得

2015年8月17日 (月)

国際郵船ロジスティクスは17日、ロシア法人が同国の連邦税関から通関業ライセンスを取得したと発表した。自営通関により通関にかかる時間を短縮し、海上・航空フォワーディング、ロジスティクス事業と組み合わせてサービスレベルを高める。

申告書類の事前確認など手続きが複雑なロシアの通関では、物流業者による通関業への参入障壁が高く、同社もこれまでパートナー企業を通じて手配を行っていたが、顧客側から通関ライセンスを自社で保有する物流企業への需要が高まっていることを受け、自社ライセンスを取得した。

税関折衝や統計品目番号(HSコード)の振り分けなどの手続きを自営化することで、通関スピードと品質を高めるとともに、サンクトペテルブルク支店では3人の通関スタッフを増員し、10人体制で輸出入通関業務にあたる。

すでにサンクトペテルブルク港、モスクワ・シェレメチェボ空港で輸入貨物の通関を開始しており、今後はロシア法人の拠点があるノボロシスク港やナホトカ・ボストーチニィー港、サンクトペテルブルグ・プルコボ空港で自営通関サービスを拡充していく。