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JT、スーダンの主力タバコブランドを買収

2011年7月28日 (木)

M&A日本たばこ産業(JT)は28日、スーダンと南スーダンで事業を展開しているたばこ会社「ハガーシガレット&タバコファクトリー(北スーダン)」社と同(南スーダン)社の全発行済株式を取得することで、両社の親会社「ハガーホールディングスカンパニー」などと契約を締結したと発表した。買収手続きは11月頃に完了する見込み。

 

ハガーシガレット社は、成長している紙巻たばこ市場があるスーダンで、主力ブランドの「Bringi」などを製造・販売しているシェア80%超のたばこ会社。2010年には45億本以上を販売し、南スーダンでも事業展開を行っている。現在、南北スーダンは転換期を迎えており、JTでは「両国の経済は発展していく」とみて、現地関係者の協力を得ながら買収完了へ向けて手続きを進めるとともに、両国での事業基盤の強化を目指す。

 

これにより、JTは新たな市場へ事業展開を行い、新興国市場で収益力強化を目指す。買収対価総額は、現時点で約4億5000万米ドルを見込んでいる。買収資金は、手元資金、既存借入枠内での借入を充てる。