アスクル、仙台DMCが稼働再開

ロジスティクスアスクル（東京都江東区）は28日、東日本大震災の地震と津波による被災で稼動が一部にとどまっていた仙台DMC（仙台市宮城野区）で、物流センター機能が全面的に稼動を再開し、29日から当日・翌日配送、家具組立サービス、ECO-TURN配送などのすべてのサービスが復旧することになったと発表した。栃木県、群馬県は、8月下旬まではDCMセンター（東京都江東区青海）から出荷する。

仙台DMCは、全面稼動に先立ち、既に6月からケース品の出荷を再開していたが、その後もシステム、設備の試運転など、仙台DMCに勤務するスタッフや協力企業とともに、早期の全面稼動再開を目指していた。

当初は、8月21日に全面稼動を再開する計画だったが、一か月近く前倒しし、全サービスが復旧することについて同社では「震災直後からの清掃作業、在庫商品の整理など、数多くの困難を乗り越えた仙台DMCのスタッフの力の結集であり、また、それを陰日なたに支えてくれた協力企業によるもの」と説明している。