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北海道で初の石油輸送合同実動訓練、海溝地震想定

2015年8月20日 (木)

環境・CSR陸上自衛隊北部方面隊、北海道、北海道経済産業局は27日、日本海溝・千島海溝周辺型海溝地震を想定した災害対処訓練「ノーザン・レスキュー2015」を実施する。北海道で石油製品輸送の合同実動訓練を実施するのは初めて。

JX日鉱日石エネルギー、出光興産、北海道石油業協同組合連合会、札幌アポロ石油も参加し、災害派遣活動を行う自衛隊への石油供給の円滑化、自衛隊の輸送力による民生用石油輸送の体制強化、北海道との連携による災害対策上重要な施設に石油供給する訓練――を行う。

具体的には、緊急用救命用の石油製品を供給する民間の燃料供給拠点で、被害状況によって民間ローリーの補給ができない場合を想定し、民間製油所から、自衛隊燃料タンク車が燃料を直接受け取って輸送を支援する訓練を27日13時から、出光興産北海道製油所(苫小牧市)、札幌アポロ石油南5条SS(札幌市中央区)で実施する。

また、28日13時30分にはJX日鉱日石エネルギー留萌油槽所(留萌市)、北海道補給処近文台燃料支処(旭川市)で、災害派遣活動を行う自衛隊の燃料が不足する場合を想定。民間の油槽所で自衛隊燃料タンク車が燃料を直接受け取る。

北海道から医療施設など自家発電施設を備える「災害対策上重要な施設」についても、緊急供給要請を受けて燃料供給拠点から民間ローリーで輸送する訓練を27日16時から行う。札幌アポロ石油札幌油槽所(札幌市白石区)と札幌医科大学附属病院(同市中央区)が協力する。