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朝日ラバー、白河工場隣接地に新工場建設

2015年8月25日 (火)

荷主朝日ラバーは25日、福島県白河市の工業用地「工業の森・新白河」で同社が保有している白河工場の隣接地に新工場を建設する、と発表した。

今回の工場建設費と初期導入の生産設備投資は、「マイクロ流体デバイスに関する事業」として、福島県の「福島医療・福祉機器開発・事業化事業費補助金」対象事業として採択され、補助金の交付が決まっている。

新工場では、同社で生産している工業用ゴム事業のうち、マイクロ流体デバイス製品の来期以降の受注状況を踏まえて生産能力を増強するもので、ライフサイエンス分野や体外診断用途などの医療分野に向け、さらなる新規製品開発も行う。

第二白河工場(仮称)はJR新白河駅から5キロ、建築面積は5200平方メートルで鉄骨造り。クリーンルームを備えており、マイクロ流体デバイス製品、体外診断用製品などを生産する。

総投資額は11.6億円で、このうち建物の建設費用に8億円、初期導入時の生産設備に3.6億円を充てる。9月に着工し、2016年春の竣工を目指す。交付を受ける補助金は最大7.5億円で、竣工後の設備稼働実績を報告した後に受け取る。