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7月の外食市場売上高が2か月ぶりに増加、需要回復

2015年8月25日 (火)

調査・データ日本フードサービス協会は25日、7月の外食産業市場動向の調査結果を発表した。西日本を中心に梅雨前線や台風の影響があったが、梅雨明け後は関東地方を中心に好天に恵まれたことから、外食需要は回復傾向となった。ファミリーレストラン業態などが好調を維持していることに加え、客単価も前年を上回り、全体の売上は前年同月と比べ1.9%と2か月ぶりに増加した。

ファーストフード業態の売上は、全体で0.1%増加。洋風は食の安全・安心問題の影響が残り、売上は3.7%減となった。和風は客数が厳しいものの、客数・客単価が伸び、売上も3.4%増えた。麺類はスタミナ商品や冷たい商品が好調だったことで、客数・客単価ともに伸び、売上も8%上回った。持ち帰り米飯・回転寿司は、店舗数減少による客数の減少で、売上は1.2%下回った。その他は、「カレー」や「アイスクリーム」などの売上が伸びた。

ファミリーレストラン業態の売上は4.7%増と27か月連続で前年を上回った。「中華」の客足が落ちた以外はマイナスの要素がなく、特に「焼肉」は12.1%増と好調だった。

パブ・居酒屋業態の売上は「パブ・ビアホール」が梅雨明けが昨年より早かったことやその後の好天で3.8%増えた。ディナーレストラン業態は商業施設立地の店が好調だったことや、客単価が伸びたことで、売上が8.2%上回った。喫茶業態は夏季商品の積極的販売などで客単価が伸び、売上が2.7%増加した。