ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

原油輸入の中東依存度83.9%、3か月ぶり減少

2015年9月1日 (火)

調査・データ資源エネルギー庁が8月31日に発表した7月の石油統計速報によると、7月の原油輸入量は1693万kl、前年同月比10.9%増となった。

輸入量はサウジアラビア(557万kl、7.8%増)、アラブ首長国連邦(523万kl、28.9%増)、ロシア(118万kl、0.3%増)、カタール(116万kl、32.3%減)、クウェート(103万kl、6.5%増)――の順で多かった。

同月の中東依存度は83.9%で、前年同月に比べて1.1ポイント減と3か月ぶりに前年を下回った。

燃料油の生産は1443万kl(2.8%増)で4か月連続の増加。油種別ではガソリン、ナフサ、ジェット燃料油、軽油が増加し、灯油、A重油、B・C重油が減少した。

燃料油の輸入は294万kl(4.7%減)と2か月連続で減少した。輸出は246万kl(9.4%増)で4か月連続の増加となった。

国内販売は1415万kl(1%増)と4か月連続の増加。ガソリン、ナフサは前年を上回ったが、ジェット燃料油、灯油、軽油、A重油、B・C重油は前年を下回った。在庫は1020万kl(2%増)で3か月連続の増加となった。ナフサ、ジェット燃料油、灯油、軽油、A重油は増加したものの、ガソリン、B・C重油は減少した