コマツ、長時間稼働の新型バッテリーフォーク発売

サービス・商品コマツは1日、最新のバッテリーフォークリフト「FE30-1」を発売した。バッテリー式の「環境性能・経済性」とエンジン式の「長時間稼働・手間いらず」を併せ持つ仕様が特長で、同社は「バッテリー式フォークリフトの稼働現場を一気に拡大する」と高い期待を寄せている。

FE30-1は先頃発売した「FE25-1」と同様に、バッテリー式が持つ環境性能・快適性・低ランニングコストという特性を維持しつつ、独自の急速補充電システムを搭載して長時間稼働を実現。

耐水性・防塵性を高めることで、屋外や粉塵などさまざまな現場環境に対応し、イージーメンテナンスバッテリーを採用して面倒なバッテリー補水作業や充電時にバッテリーフードを開放する作業を不要とした。

さらに、車両の稼働状況を把握する「KOMTRAX」を標準搭載して稼働の「見える化」を図っており、「フリート遠隔管理と現場改善を支援する」としている。

特に、新開発の定置式急速充電器は、インバータ制御で最適な充電を制御する「バッテリーに優しい急速充電システム」で、1時間程度の短時間でバッテリー容量の最大80％まで回復できることから、「昼休みや休憩時間などを利用して急速補充電をすることで、1日あたりの稼働時間を大幅に延長する」という。

価格は584万円（工場裸渡し、消費税別、国内標準仕様車）で、初年度に国内で500台の販売目標を掲げている。

■仕様