ピックアップテーマ
M&Aトナミホールディングスは1日、49％を出資しているタイの現地法人「トナミ（タイランド）カンパニーリミテッド」を通じ、タイ国内でトラック輸送業を営む「マハポーントランスポートカンパニーリミテッド」を買収すると発表した。同社株主との間で、合弁契約を締結することに合意、今後、同社の買収に必要な手続きを開始する。
トナミHDでは、2010年1月にトナミタイランドカンパニーリミテッド（TTC）を設立し、情報収集活動に努めるとともに、投資業務、物流コンサル業務に取り組んでいた。ことし4月以降は、かねてから関係先と条件の調整を進めていたTTCの第一号投資案件として、マハポーントランスポートカンパニーリミテッド（MTC）の既存株主から発行済株式の70％を取得し、合弁の形で子会社化することに合意したもの。
MTCは、タイの地場有力企業などから物流業務を受託している地場企業で、今後は進出日系企業などに対し、同社グループのノウハウや営業力を活かした「域内物流サービス」など顧客ニーズへの提案力強化を図り、業容拡大に取り組む。
トナミHDでは「役割・機能の強化など、タイ、東南アジア地域でのプレゼンス向上につなげていく」としている。
