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東邦HD、広島市に新物流拠点、110億円投資

2015年9月4日 (金)

メディカル東邦ホールディングスは4日、広島市安佐南区に新物流センターを建設すると発表した。投資額は110億円。

新物流センターは、今後の取扱高の伸長や顧客への直送体制の拡大に対応し、トレーサビリティの充実と災害対策を考慮して建設を決めたもので、施設名は「TBC広島」(仮称)となる。

埼玉県久喜市の物流拠点「TBC埼玉」では、ロボットの導入による物流の自動化で経済産業省のロボット大賞ロボットビジネス・社会実装部門優秀賞を受賞しているが、広島の新物流センターでもTBC埼玉の自動化ノウハウを活用する。

具体的には、多軸型ロボットによってピースピッキングの75%を、デパレタイザーロボットで梱包ピッキングの100%自動化を実現。医薬品のロット番号や使用期限などを管理することで、得意先までのトレーサビリティの質を高める。

また、災害・セキュリティ対策として、ホストコンピューターの二重化、自家発電装置、無停電装置の設置、定期的な災害訓練の実施に取り組み、災害時に医薬品を安定供給できる体制を整える。

このほか、得意先の効率化に寄与できるNO検品システムやセンター直送便のサービスを提供する。

■新物流センターの概要
名称:TBC広島(仮称)
所在地:広島県広島市安佐南区
床面積:3万1015平方メートル
着工時期:2016年初頭
竣工時期:2017年