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NASVAが謝罪、他社受診者の運転適性診断票出力

2015年9月15日 (火)

事件・事故独立行政法人自動車事故対策機構(NASVA)は15日、三重支所から三重県内の運送事業者に貸し出した適性診断用貸出機器で、過去にこの機器を使用して適性診断を実施した運転者の適性診断票が、別の借り手の運送事業者で印刷されていたと発表した。

今月10日、三重県内の運送事業者から「適性診断用貸出機器を社内LANに接続したところ、別支店のプリンターから自社社員ではない人物の適性診断票が印刷された」との連絡を受け、同機構三重支所の職員が訪問。

過去に同機構が出張診断を行った際、この機器を使用して適性診断を受診した9事業者の運転者10人の適性診断票が誤って印刷されていることが判明した。

適性診断票には、氏名・所属事業者名・ウェブカメラで撮影した顔写真・運転行動に関係のある特性の測定結果と安全運転のためのアドバイスが記載されていた。

同機構では、誤って印刷された適性診断票を10日中にすべて回収し、関係事業者と適性診断票の受診者に謝罪を行うとともに、原因を調べている。4月にも同種の事案が発生し、印刷ジョブの削除徹底など再発防止策を講じていたなかで発生した。

このため、原因調査が終了して適切な対策を講じるまでの間、適性診断用機器の新規貸し出しの停止、支所で保管しているすべての適性診断用貸出機器の設定の確認を実施するなどの対策を取る。